☆ふみふみ日記☆

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札幌で保健所出身のふみと 暮らす預かりワンコ達の新しい飼主探しの日記

病める時も健やかなる時も

   先日仕事関係の人から相談をうけた。
   『14歳の犬を誰か引き取ってくれないだろうか』

その犬はその方のお母さんの飼い犬で、お母さんは病気で入院して
現在その方のお家で療養中。
お母さんは、お婆ちゃまといえる年齢だ。
もともとは、その方のお父さんが亡くなった後、一人になったお母さんが室内で
飼い始めた雑種の中型犬の♀。
お母さんが一人暮らしをするのが難しくなった今は、ペットホテルで暮らしている。
その方の奥様は犬が嫌いなので、自宅で飼うこともできないという。
お母さんは、その犬に会いにいくこともしないそうだ。

『ご親戚かご近所、お知りあいにはあたってみましたか?』
『あまり頼める人もいないし・・・センターでは里親を探してくれるだろうか?』

もちろん札幌市の動物管理センターでは、なるべく譲渡されるように努力してくださるが
現実には引き取りたい人間がいなければ、どうすることも出来ない。
難しいのがわかっていて、センターに持ち込むというのは無責任だ。
犬の責任は飼い主が負うものであって、他人に負わせるものではない。

『センターに処分を依頼するくらいなら、動物病院で安楽死を選択してください』

私が『自分で殺してください』と言葉にしたからだろうか
『殺すことはできない・・・』といって、考えこみながら帰っていかれた。

  以前こんな話を聞いたことがある。
    『自分の犬が癌で助からないので保健所に連れて行った』
    『自宅で生ませた仔犬が奇形だったのでセンターに連れて行った』

おかしな話だと思う。
『生きていくことは出来ない犬』と自分で判断しておいて
なぜ他人の手に委ねようとするのか理解に苦しむ。
自分で殺せばいいではないか。
・・・こんな言い方をすれば非難はあると思う。
だけど私はそれが飼い主の責任だと思っている。
それが嫌なら死にもの狂いで、なんとか殺さずに済む手段を考えて欲しい。
そうすることで救える命は必ずある。
すぐに責任を放棄する前に・・・。

犬を飼うと決めた時、責任の重さに考え込む人もいれば
その喜びだけにひたる人もいる。
元気で可愛い時ばかりではなく、いずれ病気になり歳をとる・・・。
その全てを受け入れる心の準備を、最初からしておくべきだと思う。
それは言葉でいうよりずっとずっと大変なことだろう。

 私自身、ふみを殺さねばならない時が来るかもしれない。
 誰にだって未来はわからないのだから・・・。
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by fumi_mama | 2006-07-04 12:47

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