☆ふみふみ日記☆

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札幌で保健所出身のふみと 暮らす預かりワンコ達の新しい飼主探しの日記

犬が人を咬む時2

テンを車に乗せ保健所を出発したものの
室蘭から札幌まで距離があるので、排泄のため町外れで一度テンを下ろすことにした。
(排尿はしたばかりだが排便の可能性があったので)

リードにつないで少し歩かせるもののテンの緊張感が伝わってくる。
隙を見せれば逃走を試みるとわかった。
テンの首輪はうちから持参した迷子札つきだけど、この場で逃げられたら
私が捕まえるのはまず無理だろうなぁ。。。

私もやや緊張しつつ車の所へ戻った。
(犬の引き出し時はアクシデントが起こりやすいので、どの犬の時も要注意なんですが)
車に乗るのは完全拒否のテンさん・・・・・・抱き上げて乗せようとしたその時
・・・・腕をガブリとやられた。。。

リードは放さなかったものの、噛まれた瞬間テンを放す。
実際は噛まれたことよりも、同時に繰り出されたキックの方が威力が凄くて
放したような状況なんだけど・・・。(鹿のようなキックでした・・)

噛まれた腕は素肌だったわりに(半袖は失敗でした・・)薄皮がむけた程度の被害。
流血箇所はむしろキックされた方でした・・・。

しかしテンは威嚇して私に牙をむくわけでもなく
ただ逃げたかった、捕まえないで欲しかったようで
おどおどと視線をそらしていた。

私的には、怯えきったこの極限状態で、この程度の攻撃か・・・と逆に安心したのを覚えている。

この後、20分くらい時間が経っただろうか。
夏の炎天下でやけに長く感じられたけど、再度テンの抱き上げにチャレンジ。
今度はテンも諦めたのかどうか、比較的静かにしていた。

その後今にいたるまで、甘噛み以外でテンに咬まれたことはないし
食べている最中に触ろうが、持っているオモチャをとりあげようが
テンは私に対して、唸り声ひとつあげたことがない。

どんなに優しい性質の犬であろうと、状況さえ整えば「咬む」こともあると
再認識した出来事だった。  

  日本では昔から犬に”舐められない”ようにと、強く叱る躾け方が多かったし
  実際に今でも薦める人もいる。
  実際に保護関係のボランティアさんの中にもいるし、アドバイスとして他人に
  「教えて」いる方もいるほどだ。

  飼い主より上位になろうとする『アルファ症候群』という言葉も
  そうした厳しい躾けの原因になったのではと思う。
  問題犬にしないために、飼い主がリーダーになる必要があるといわれるが
  そのための具体的なトレーニングを行うよりも、犬が何か悪いことをしたら
  厳しく強く叱りつけなきゃ!と解釈してる飼い主さんが少なくない。

  幸いにもテンは人間との関わりがほとんどなかった分、人に対する敵意は
  植えつけられていなかった。

  飼い主の側にいれば守ってもらえるという信頼感が生まれたら
  優しくて無邪気な、本来のテンの姿に戻るのにそう時間はかかりませんでしたよ。
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by fumi_mama | 2009-06-03 00:38 | テン

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